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欠陥エアバッグ 米で中古流通か タカタ製 リコール後修理し異常破裂 

2017年04月20日


 タカタ製欠陥エアバッグをめぐる問題対応の難しさがまた浮き彫りとなった。ホンダは19日、リコール(回収・無償修理)対象となったタカタ製のエアバッグが米国で流通している可能性があると発表。リコール後に行われた別の修理で欠陥エアバッグが取り付けられたとみられる。欠陥エアバッグが中古部品として修理工場などに流通すれば、米国以外でも同様の事故が起きる恐れがある。

 ホンダによると、別の車から取り外されたとみられる欠陥エアバッグを搭載したホンダ車が3月に米ラスベガスで事故に遭い、異常破裂により運転者が重傷を負った事例を確認したという。この事故車は2015年1月にリコール修理を受けていたが、同年4月に起きた全損事故後の修理で今回破裂した欠陥エアバッグが搭載されたとみられる。

 米国では廃車から回収したエアバッグなどの中古部品が修理関連市場で流通。ホンダは「ホンダ系列ではない修理業者が何らかのルートで欠陥エアバッグを入手した」とみている。ホンダは欠陥品の流通防止のため、これまで自主的に約6万個を中古部品業者などから買い取ってきたという。

 タカタ製の欠陥エアバッグをめぐっては、現在、日米両国などで自動車メーカーが大量のリコールを実施中。リコール費用は世界で総額1兆円規模に上る見込みで、タカタの経営は急速に悪化している。タカタは現在、スポンサーを含めた再建計画の策定に向け、取引先の自動車各社との間で詰めの協議を進めている。

 ただ、再建策をめぐっては関係者間で意見が異なり、策定が遅れている。自動車メーカーは再建手続きに裁判所が関与する法的整理を受け入れるよう要求。一方、タカタは当事者間で再建策を協議する私的整理を主張し、溝が埋まらない。