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高級車 輸出で存在感増す SUV人気 各社、為替対応も

2018年06月08日


 輸出される自動車の中で、利幅が大きい高級車の存在感が増している。米国を中心に単価が高いスポーツ用多目的車(SUV)の人気が続いていることが背景にある。為替相場次第では値下げによる低価格競争に陥りがちな小型車の輸出を抑え、収益への悪影響を極力小さくしたいという自動車メーカーの狙いも透けて見える。

 日銀の統計データを基に、為替による影響を除いた2000年1~3月期の輸出自動車の付加価値を100と換算すると、リーマン・ショック直後の09年1~3月期の付加価値は106.8。だが、直近の18年1~3月期は41.0ポイント上昇の147.8まで拡大した。

 車の付加価値は、商品の性能やデザインといった総合的な価値を表す。一般的に大きいほど高級車となり価格は上がる。

 自動車メーカーが輸出する車種はここ10年で様変わりした。SUBARU(スバル)は07年度には小型車「インプレッサ」が最も多かったが、17年度は「フォレスター」や「SUBARU XV」といったSUVが上位に並んだ。

 マツダの輸出車種は、主力がセダン「アテンザ」などからSUV「CX―5」に移行。トヨタも近年、小型車から、SUVや高級ブランド「レクサス」の高級車に軸足を移している。

 ただ、トランプ米政権は自動車の輸入制限を検討中だ。今後、高関税が課されることになれば、日本からの輸出にとっては大きな打撃となる。各社の海外戦略に影響が出る可能性もあるが、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の杉本浩一シニアアナリストは「当面は政策の実効性を見極めようとするだろう」と指摘している。